2016年04月16日

spoken words project 2016-17 A/W exhibition 「砂の女」in KYOTO

spoken words project 2016-17 A/W exhibition 「砂の女」in KYOTOを駆け込みで見ることに成功しました。小説の女のイメージを裏切る、ポップな衣装にメッシュを組み合わせたものでした。衣服自体もメッシュの天幕で覆われていました。砂掻きのバケツがワッペンとして貼られるなど、小説へのオマージュやパロディが随所に見られ、帰り道に思わぬ収穫ができました。
posted by w1allen at 18:29| Comment(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月27日

笛井事務所『愛の眼鏡は色ガラス』

4月13日〜15日 座・高円寺2にて『愛の眼鏡は色ガラス』が上演されます。
私は所用のため行けないのですが、笛井事務所代表の奥村さんによると地方公演も検討しているとのこと。是非実現して欲しいですね。
劇作家ととしての安部公房は、なかなか手が回らなかったのですが、良質な上演があるので、テキストを読んでおきたいと思います。
posted by w1allen at 16:05| Comment(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

俳優座公演『城塞』

ストリップする幽霊〜俳優座公演『城塞』
ホッタタカシさんによる詳細なレポートが有ります。
もう終りましたが、 今年1月6日(水)〜17日(日)にシアタートラム(三軒茶屋) で上演されました。

ホッタさんも触れていますが、来春新国立劇場で、『城塞』が上演される模様です。
http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/151225_007980.html

昔、MLだったかニュースグループかで好きな安部作品のアンケートをとったら、一位かそれに近い順位でした。

敗戦後の過酷な場面をロールプレイし、父の精神療法をする、もしくは正気を保持させる話かと思ったら、男(=息子)のほうが、寧ろロールプレイを望み、自己を正当化させようとする話のように思いました。
安部公房が戦争を直接テーマにしたのはあまりないですね。そういう意味で貴重な作品です。
posted by w1allen at 16:01| Comment(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月03日

劇団俳優座による『巨人伝説』上演

2014年11月6日(木)〜16日(日)、俳優座劇場(六本木)にて、『巨人伝説』が上演されます。
本作品は、小説『夢の兵士』が元になり、その後ラジオドラマ『兵士脱走』を経て、戯曲化されたものです。(なお、その後テレビドラマ『日本の日蝕』になっています。)
俳優座では、なんと54年ぶりの上演です。
今年も安部公房の戯曲の上演があり、うれしいですね。

HP:
http://www.haiyuza.net/%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%A1%88%E5%86%852014%E5%B9%B4/%E5%B7%A8%E4%BA%BA%E4%BC%9D%E8%AA%AC/
Facebookページ:
http://bit.ly/1A4HvJQ
posted by w1allen at 19:59| Comment(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月02日

「安部公房の冒険」上演情報

既にご存じの方も多いと思いますが、「安部公房の冒険」という演劇が、8月23日から同月31日までの9日間、新国立劇場小劇場にて上演されます。
安部公房が書いた戯曲ではなく、安部公房という人物が主役の戯曲というところが異色です。内容もかなり際どい感じのように感じました。(本当に、「冒険」しています。)
主役の佐野史郎さん、演出の荒戸源次郎さんは、共に「状況劇場」出身者です。
私も観劇したいのですが、京都市在住なので、行くべきかどうか悩んでいます。

http://alotf.com/stage/abekoubou/
posted by w1allen at 19:16| Comment(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月15日

不穏な物を回収してきました

 日曜日、不穏な話を思い出して、目を覚ましました。不穏な話というのは、私の一文をパンフレットやポスターに載せるという、何とも無謀な劇団がいるという噂です。「いや〜、断るべきだったか」と今になって後悔しましたが、その時は割りと気軽に引き受けてしまったらしいのです。
 しかも、私はその日の16:00の部の予約をとっているらしいのです。これは、なんとしても、その不穏なものを回収しなければなりません。さて、兵庫県伊丹市にあるアイホールは、この前インタビューに行ったので、道順などは問題なかったし、時間も結構余裕がありました。と余裕かましていたら、出発前に色々あって、出かけるのが1時間も(!)遅れてしまった。阪急電車に乗っても、なかなか京都を抜けないので、困った。「さすがにマズイな」と思いました。演劇や映画で遅れて入場してくる人のことをやや軽蔑するタイプの人間ですが、これでは立場が逆転してしまう!
 伊丹駅に付いたのが15:50だった。思ったより早かったが、急がねばなりません。必死で走ったが、時は無情にも過ぎ、アイホールについたのは、16:05くらい。劇団関係者の方が、私を見つけて、案内してくれました。「今、前奏が始まったところです」と。入ってみると、また別の方が案内してくれて、なんとか本編が始まる前に、着席することができました。
 ダンス、即興演奏など様々な趣向がされており、中でも「影絵処理」は、トークゲストの大橋也寸さんも感心され、「安部さんが観ていたら、興味を持たれたのでは」といったことを仰っていました。
 あっという間の上演でした。安部のテキストは古びないし、それに新たな色彩をもたらした上演を目の当たりにできて、至福のひとときでした。
 アフタートークでは、正直、大橋也寸さんの厳しい言葉もありました。しかし、それは素材が素晴らしいことへの裏返しだと思いました。演出家大橋也寸の演出家魂に火を付けるような、良い作品だったのだと思います。でなければ、指導や手直しも言わずに、ただただ相槌を打てばよいはずですから。
 また、安部が、演出の大橋さんを通り越して、役者(かなりの大物です)に演技指導していた「大橋パッシング」の話も面白かったです。
 ホールに出て、主演の方と末っ娘の方と少しお話しました。T-シャツを買ったので、末っ娘の方に、サインをしてもらいました。
 劇場関係者の方が私を見つけ、演出のウォーリー木下さんとお話することが出来ました。「何点でしょうか?」と聞かれ、「90点以上だと思います」と率直に答えました。
 ああ、そうそう、不穏なポスターも無事回収しました。
 伊丹駅付近で夕食を摂ろうかと思いましたが、胸がいっぱいで、その気になれませんでした。結局、夕食を摂ったのは、京都についてからでした。
 帰宅後、母にポスターを見せると、たどたどしい日本語で読み上げた後、「これ、あんたが一人で書いたんか?」「じゃあ、誰が書くのよ?」。大体、母の私への評価って、こんなものです(笑)。
posted by w1allen at 10:20| Comment(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月24日

友達@同志社大学

千秋楽を観に行きました。通勤ルートにある同志社大学新町校舎のホールに着くと、円形の舞台にドア単体と布団が設置され、客席は360度放射状に2列配置されていました。「狭い舞台に、狭い客席」というのが第一印象。着席して、まずは受付でもらったパンフレット類を一読。しばらくして、既に布団の中に俳優(つまり主人公)がいることに気づき、ドキッとしました。また、背後を関係者が慌ただしく通っていきました。
開演すると、「友達のブルース」が流れ、背後で歩きながら、これから主人公の部屋に闖入してくる家族による「糸がちぎれた首飾り〜」の合唱が聞こえてきました。
荷物を持った8人の家族が押しかけて、合わせて9人が立つ舞台はギューギュー詰め。歩けば、必然ぶつからないわけにはいきません。
俳優は、舞台上、客席の背後、さらには客席(予め関係者席と紙に書かれていました)を行ったり来たり。う〜ん、俳優と客の距離が近い、近い、近すぎる。この距離感に、ある種の緊張と生理的不安を感じました。Fight or Flightー闘争か逃走か?ー普段他者と一定の距離を保っていた主人公や観客もこの近すぎる距離に泡を食い、対応に窮します。隣人の距離とは、このことでしょうか?
このような狭い空間を逆用した演出が面白かったです。さらに、私は次男の俳優の方と目が会い、お互いどぎまぎとしてしまいました^^;)
不満なところは、僅かな希望と言える次女との恋愛場面がやや盛り上がりにかけたところと主人公の演技がややヒステリック過ぎるところでした。
でも、総合してなかなかいい見物だっと思います。入場料は安部割で300円でしたし。来年も行こうかな。多分、安部公房の戯曲はしないと思いますが。
タグ:abekobo Play
posted by w1allen at 20:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月08日

鳥羽耕史先生による国際安部公房ワークショップ報告

先月立命館大学で行われた国際安部公房ワークショップの件ですが、鳥羽耕史先生による報告が、郷土誌「あさひかわ」平成23年4月号に掲載されています。参加された方も参加出来なかった方にも興味深い報告ですので、是非ご一読を。
posted by w1allen at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月11日

「国際安部公房ワークショップ"崇高な声が聞こえるー安部公房文学の現在ー"」の模様

以下の文章は、先日立命館大学で催された「国際安部公房ワークショップ"崇高な声が聞こえるー安部公房文学の現在ー"」の模様をishtarist氏が筆記したものをhirokd267氏がチェックしたものです。両者のご厚意によって、本blogで公開させていただくことになりました。コメントの方は、Yahoo!掲示板 - 全般 - 安部公房にして下さい。

ーーー引用開始ーーー
国際安部公房ワークショップ"崇高な声が聞こえるー安部公房文学の現在ー"
2011年3月7日(月)14:00-18:10
於立命館大学衣笠キャンパス末川記念館第三会議室
 参加者35名

司会 中川茂美(立命館大学)
挨拶 チャールズ・フォックス(立命館大学)

クリストファー・.ボルトン(ウィリアムズカレッジ) 基調講演 提言 2011/03/07 14:22:45
自著 Sublime Voices: The Fictional Science and Scientific Fiction (Cambridge: Harvard UP, 2009) 「至高の声・安部公房におけるフィクショナル・サイエンスとサイエンティフィック・フィクション」について。文学と科学の結合。ハーバードで専門は工学。ソフトウェア開発の仕事。文学研究のためにスタンフォード大学院に。サイエンスを文学の眼で、文学をサイエンスの眼で。両者の言語の使い方のちがいに興味をもつように。その意味で安部公房に関心。科学と文学のショッキングな組み合わせ。「第四間氷期」。科学と文学を隔てる境界を超えていく。
この本では小説家として、安部を扱う。アメリカでは安部公房論では長編小説はあつかわれてない。バフチンのポリフォニー論に依拠。前提が崩れるが、にもかかわらず。 「他人の顔」 仮面をつくる途中で、まったく新しい顔を。仮面をかぶるときに文体が変わる。科学と文学が衝突する。どちらの世界、どちらも不完全。そのふたつをじょうずに組み合わされないと。
「第四間氷期」 コンピュータを使って推理。論理が優先。 演繹から描写へ。ジャンル的、文体的な変化。コンピュータのしゃべりがいちばんリリカル。勝見はその変化についていけないから死ぬ。
小説の文体と構造を内在的に分析。外在的分析を避ける。その代わり、これまで他の批評家が歴史的に文学と科学がどう分離してきたかを分析。ルネサンスには、詩人と科学者は世界を描写、歌と散文。この批評の歴史の中で、崇高、という概念が 。カント。18世紀の批評家は科学を崇高なものと分類。加速による目眩がポストモダンにおける崇高。安部の文学は、目眩をおこさせる。技術による加速、崇高による興奮と不安。
ソーカル事件 science warsの安部公房からの読み直しの試み。科学と文学のアニメ

ジュリー・ブロック 2011/03/07 14:51:01
安部公房 物を彫るという特技。彫刻家としての安部公房。
化石 無限への開かれ 形式と形式の中にひろがっていく力の両面を考慮する必要がある。縁取りつつそれを捉えきることはできない。
詩人の務めは、事物の内包へと焦点をあたえるよう形式を与えること。 徹底して彫り込み、組成の奥底から、、鳥が化石という容器のなかに入り込む。
「箱男」 「他人の顔」 入れようとおもえばどんな表情も入れられるが、内的な容貌が外側に出る。
顔は不可知のものとしてあらわれる。
安部公房全集の装幀はよくあらわしている。

スティーブ・ドッド(ロンドン大学) 2011/03/07 15:25:59 梶井基次郎の研究
死と生。若く死ぬが、それをどうして美しい文体へと昇華できたか。
梶井とモダニズムとの関係を考えなおす。死と必滅。不可知の語り方。自分の死についていかに語ることができるか。
梶井基次郎の歴史観。ホワイト、文学に比べると歴史の方が科学的とおもわれているが、実際はそうじゃなく、フィクションを作ることに似ている。逆に考えてもいいんじゃないか。フィクションを読むことで歴史を読むことができるのではないか。イーグルトン、モダニズムという考え方は両義的。歴史に意味はない、じっと見ないとなにもわからない。アイリーは、過去をとろうと思っても存在しないが、とろうとする意志はある。トラウマも同じ。文学も同じじゃないか。存在していないものを生きているかのようにとろうとする。
近代日本文学はトラウマを受けた。関東大震災というトラウマ。

アンドリュー・ホルバート(スタンフォード大) 2011/03/07 15:51:25 「安部公房短編集 F0ur Stories by KOBO Abe」原書房の著者ー原本回覧
1966 来日。文化ナショナリズムの真っ最中。戦前はあまり日本人のユニークさを訴えると、属国の反感を買う。戦後になると、日本人のユニークさを追求。安部の普遍性。満州。日本語で読んでるけど外国文学ばかり読んでいる。文化ナショナリズムに取り付かれた日本に戻って閉塞感を感じており、脱出口を探している。
{内なる辺境}。ユダヤ、ディアスポラの文学。故郷がない文学。故郷にたいする嫌悪感。ユダヤ人には故郷がない。都市を代表。それをナチスは嫌悪。普遍性。科学にも国境がない。
安部公房はいろんな外国人とつきあうのが好きだった。新しいガジェットが好き。不思議の国のアリスが大好き。出口のない国に入る。右翼とゲジゲジが嫌い?

内藤由直(立命館大学) 2011/03/07 16:29:32
修士課程で安部公房研究から国民文学論争へ研究対象がシフト。固有名でくくることの疑問。安部の考えていた問題の方が時代の中でどのように共有されていたのか。またバルトのテクスト論の影響のもと、作品という範囲に限定してはいけないと考えていた。作家研究から同時代研究へ。
クリストファー・ボルトンとは逆のアプローチ。そのことで時代の中に安部公房を位置付けることができる。安部公房は当時ナショナリズムを宣揚。なぜ安部ほどの作家がナショナリズムに巻き込まれていったのか。
だが、安部公房という作家の重要性が薄れるのではないか?
研究において、作者より読者に興味がある。作者と同様に読者も時代に枠付けされた存在である。

坂堅太(京都大学大学院) 2011/03/07 16:42:17
無国籍な作家といわれているが、国家に批判的だったからといって、無国籍であったという評価には疑問。ほんとに無国籍であったのか。「内なる辺境」において、彼の亡命宣言が内的なものになったのか。マルケスら中南米文学を内的な亡命者として高く評価。彼らの中には国境がない。かといって、支配民族としての歴史性を否定できない。
満州において、大日本帝国臣民としての責任を放棄していない。自分の場所にたいする自覚。故郷にたいするアンビバレンス。満州を故郷と呼ぶ資格がない。
安部が1950年代、共産党員として、反米独立闘争に参加していた時期を研究。なんとか日本国民を生み出そうとしながら、植民地支配の時代の記憶、

鳥羽耕史(徳島大学) 2011/03/07 16:55:29
同時代性という観点からボルトンさんのテクストを読み直したときー、
科学言語は普遍的かという問題。獲得形質の遺伝、 ルイセンコの生物学の影響。サイバネティクス、ソ連とアメリカの科学の対立が「第四間氷期」にあらわれているのではないか?

友田義行(立命館大学) 2011/03/07 17:06:38
戦後の日本文学と映画との関係について研究。とりわけ安部公房と勅使河原。四本の長編映画を制作。勅使河原監督の資料調査。映画を補助線とすることで安部公房にアプローチ。
映画監督や映画評論家を相手にした論争。映画にとって大切なのはモンタージュなのかショットなのか。映像は思想を表現できるのか?安部は、映像でなにかを考えるのは不可能なのだと。映像は世界観言語観を壊していくもの。映画理論としても興味深い。文学者の映画理論を文学研究にとりいれたときに、どのように変わっていくのか。
安部公房の小説はポリフォニー(多声音楽)的、そこには映画から取り入れたものがある。ブレッソンの「抵抗」希望、「砂の女」。
表層的な物語とは別のレベルでの言語技法、語彙の体系を用いている。「他人の顔」、ケロイドをヒルの塊と呼ぶ。仮面を身につけると、コンクリート性の鎧に変わる。 他人との通路、ドア。妻を誘惑するときに仮面はアンコウ。身体が変身の体系の語彙で組み立てられている。それが勅使河原の映画と関係。よく似たイメージをモンタージュすることで、深層構造を。

ボルトン 2011/03/07 17:25:45
テクスト内在的なアプローチと歴史的アプローチとの対比。映画になって多声がなくなってつまらなくなったと言ったけど、カメラが入ると、モンタージュという形で多声が入るというのは面白い。

〈質疑〉

番場寛〈大谷大学)
小説に自分の写真を挿入したことの意味は?
友田
今後の研究の課題に


なぜ映画を撮らなくなった?
友田 緊張感がなくなった。勅使河原が、華道の家元になったので、安部公房ら友人から見放された。ポリフォニーから対話へ、対話が成り立たなくなった。

岡 いったいどのようなアニメを取り上げているのか、それと安部公房との関連性は?
ボルトン 押井守。分析手法は確立していない。AKIRA。今敏。完結していない、暗いことが共通項。

番場
クレオールの魂。チョムスキーの変形文法に入れ込んでる、幻想もあるとは思うが、故郷喪失とか亡命とかいってるけど、普遍的なものへの憧れがあるのではないか。
鳥羽
晩年になって普遍性への志向が強くなった。

ホルバート
共産主義への幻滅から彼の無国籍な輝かしい時期が始まるのに、なぜその前の50年代に注目して、足をひっぱるのかという疑問。

安易にはコスモポリタンと言えないんじゃないか。

鳥羽
「方舟さくら丸」はボルトンさんのアプローチでしか見れない。感心した。

波潟剛(九州大学)
ここ15年で違うことは全集が出たことで、安部公房について考え直す時期がきた。

田中あきふみ
一作家にとって無意識的な部分は研究対象になるのか、その分析方法は?
ボルトン
作家が意図的に入れたことはポスト構造主義批評では関係ない。安部公房は安部公房批評では一番面白い。自分が思いもよらない批評こそ面白い。
ジュリー・ブロック
中のものを外に出す。無意識のものを意識化すること?日本人安部公房に興味がある。
ボルトン
安部公房は意識について研究していた作家ですから、面白い問題になる。
ドッド
安部公房は自分の小説について書いているけど、かならずしも自分の文学について語ることを信じない方がいい。小説が世にでた時点で、作家のものではなくなっている。

立命館大学 森崎
他者との関係、他者との通路の回復が一貫してテーマになっているが、なぜ他者という問題がテーマになっているのか、どなたかお答えいただければ。
ドッド
満州。日本人であるということがどういうことかわからなかった。自分と他者との区別が面白くて曖昧なせい。
友田
特に前面に出てくるには60年代。明治維新百年。都市化によって核家族化が進んでいき、孤独に耐えられなくて、共同体をつくろうとした。過去の共同体に戻ろうとすることに反対。

共同体に取り込まれていくことの怖さを安部公房文学から感じるけど、アドバイスを。

ディストピア的な結論になるのはなぜ?
ボルトン
ディストピアを乗り越えるため。

主催:立命館大学国際言語文化研究所
協力:立命館大学国際言語文化研究所プロジェクトA3
                         dictation- by ishtarist
ーーー引用終了ーーー
posted by w1allen at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月27日

Fw: 国際安部公房ワークショップ開催のお知らせ

事前連絡は不要とのことです。

チラシのURLです。
http://researchmap.jp/index.php?action=multidatabase_action_main_filedownload&download_flag=1&upload_id=11091&metadata_id=12272

私の方は、参加を検討中です。3月に入ってから、出欠を表明したいと思っています。

ーーー引用開始ーーー
国際安部公房ワークショップ"崇高な声が聞こえる―安部公房文学の現在―”

日時:2011年3月7日(月)14:00-18:00
場所:立命館大学衣笠キャンパス末川記念会館1階 第3会議室
使用言語:日本語(英語・フランス語)通訳:なし 
※来聴歓迎、連絡不要。

プログラム
14:00〜14:10
挨拶 チャールズ・フォックス(立命館大学)
14:10〜14:30  
発題 クリストファー・ボルトン(ウィリアムズカレッジ)
14:30〜17:30  
ワークショップ
司会  中川成美(立命館大学)  
パネラー ジュリー・ブロック(京都工芸繊維大学)、ジュリエット・カーペンター(同志社女子大学)、スティーブ・ドッド(ロンドン大学)、アンドリュー・ホルバート(スタンフォード日本センター)、内藤由直(立命館大学)、坂堅太(京都大学大学院)、鳥羽耕史(徳島大学)、友田義行(立命館大学)

主催:立命館大学国際言語文化研究所
協力:立命館大学国際言語文化研究所プロジェクトA3
問い合わせ:立命館大学国際言語文化研究所 
TEL:075-645-8164  E-mail:genbun@st.ristumei.ac.jp
ーーー引用終了ーーー
posted by w1allen at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月26日

さらに公演情報

こちらも、yahoo!掲示板からの転載です。
上演が多くて、ワクワクします。

くじら企画「密会」を観に行きたかったのですが、予約状況を見ると、10/31(日)しか残ってないません。残念ながら、その日は試験日なので、「密会」の鑑賞はあきらめました。

いろんなところで安部公房に触発されたアートが実行されているようですね。

くじら企画「密会」は大阪で。10/29〜31
http://www5c.biglobe.ne.jp/~kujirak/k_index/k_tuikou.html

JUN KANEKO展「FACE OF ANOTHER PHOTO SHOW」は仙台。11/19〜27
http://hongkengsun.blogspot.com/2010/10/jun-kaneko-photo-show.html

演劇公社ライトマン「制服」は札幌のようです。12月第3週予定。
 http://rightman28.jog.buttobi.net/

劇団俳優座での27年ぶりという安部公房作品上演は、ラボ公演とはいえビッグニュースでしょうね。
「制服」を眞鍋卓嗣演出で、2011年3月13(日)〜21日(月)と。
 http://www.haiyuza.net/%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%A1%88%E5%86%85-1/%E5%88%B6%E6%9C%8D/
posted by w1allen at 21:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月25日

映画「億万長者」と合唱劇「鼠たちの伝説」の上演情報

yahoo!掲示板からの公演情報です。
合唱劇「鼠たちの伝説」は終演しましたが、10月末から映画「億万長者」が上演されるそうです。
近隣の方は足を運ばれてはいかがでしょうか?感想があれば、ありがたいです。
なお、yahoo!掲示板には私からも書き込む予定ですので、ご覧いただければ幸いです。

安部公房がシナリオ協力した風刺喜劇「億万長者」(1954年 市川昆監督)が

〈市川崑 初期作品集〉の内で上映されるそうです。全集にも情報が載ってない

ようですが、おもしろそうな気がします。

東京【シネマヴェーラ渋谷】10/31(日)〜11/2(火)

http://movie.auone.jp/roadshow/title?movie_id=136839 (作品紹介)

http://at.bloc.jp/info/02375 (シネマヴェーラ渋谷)


旭川では安部公房「ブルートーのわな」による合唱劇「鼠たちの伝説」を

10/24に上演と。

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/eventdata/106897.php
タグ:movie Play 合唱
posted by w1allen at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月11日

Fw: 無名塾稽古場公演ー「友達」

yahoo! 掲示板「安部公房」のhirokd267さんの書き込みから

5月16日まで仲代劇堂(東京)で公演されているそうです。
Twitterで仲代娘さんの書き込みがありました。
http://twitter.com/naonakadai/status/13705453004


無名塾仲代劇堂公演情報も参考までに。
観た方の感想があれば、うれしいです。
posted by w1allen at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月16日

『クローンは故郷をめざす』が5/28にDVD発売

中嶋莞爾監督新作「クローンは故郷をめざす」より、
2010年5月28日『クローンは故郷をめざす』のセルDVD(「PREMIUM EDITION 6090円」「通常版 3990円」)が一般発売されます。


何故この作品の話をするのかというと、題名です。ほらっ、『けものたちは故郷をめざす』に似ているじゃないですか。

それだけじゃないんです。監督・脚本をされた中嶋莞爾氏は、『第四間氷期』に影響を受けたそうです。
中嶋莞爾さんの私の1冊 「第四間氷期」 安部公房 | NHK 私の1冊 日本の100冊 | 総合テレビ 隔週日曜(土曜深夜) 午前0:30〜放送

ちなみに、主演は、TVドラマ『相棒』で水谷豊と共演している及川光博です。
公式サイトクローンは故郷をめざすで、トレーラー(予告編)も観ることが出来ます。

発売日が楽しみです。
タグ:movie SF
posted by w1allen at 22:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

新文芸座で「砂の女」と「他人の顔」の上映

安部MLからの情報です。

映画「砂の女」を観たくて、レンタルビデオ店を巡ったのは、今となってはいい思い出です。モノクロの中の岸田今日子の映像が強烈でした。
今は、DVDボックスで発売されています。

3月28日から池袋の新文芸座で「映画の中の日本文学」という
特集をやりますが、4月7日は「砂の女」と「他人の顔」の
二本立てです。
当日1300円、前売1100円で二本見ることができます。

時間はまだわからないですが、ここは老人客が多いので、
夕方からの方がすいているでしょう。

http://www.shin-bungeiza.com/


posted by w1allen at 06:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月30日

[観る]新国立劇場演劇研修所の「友達」の上演

安部MLからの情報です。
私は日程上行けませんが、行かれた方のコメントがあればうれしいです。

新国立劇場演劇研修所の修了公演として、栗山民也演出で「友達」が
上演されます。

2月22日 19:00
2月23日 14:00 19:00
2月24日 14:00

修了公演なので、料金はA席3000円、B席2000円、Z席1500円と安いです。
詳しくは公式ページを見てください。

http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000316_training.html
posted by w1allen at 10:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月19日

[観る]佐々木基一文庫展「署名本の魅力:安部公房・三島由紀夫・小林秀雄」@広島大学図書館

佐々木基一文庫展「署名本の魅力:安部公房・三島由紀夫・小林秀雄」という展示が、広島大学図書館にて開催されるそうです。
安部公房の署名を見る絶好の機会だと思います。

・期間:平成20年11月1日(土)〜16日(日)(3日は休館)
・場所:中央図書館地域・国際交流プラザ
・主催:広島大学図書館


詳しくは、広島大学図書館メールマガジン No.8(2008.10.6)読書の秋号をご覧ください。
タグ:安部公房
posted by w1allen at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月26日

Fw: 「どれい狩り」TV放送

安部MLからの情報です。

ミッドナイトステージ館 昭和演劇大全集 安部公房の「どれい狩り」
NHK-BS2 5月3日(土) 午前0:45〜3:00(2日深夜)
http://www.nhk.or.jp/bs/mdstage/


1955年(昭和30年)当時の演劇が見られるので、放送がすごく楽しみです。
BSを見られる環境の方は、是非お見逃し無く。
posted by w1allen at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月03日

Fw: 勅使河原宏展

安部MLからの情報です。

10月8日まで、北浦和の埼玉近代美術館で企画展「勅使河原宏展−限りなき越境の軌跡」が開催されています。

安部公房関係では、「他人の顔」の映像資料や「世紀の会」関連の資料が展示されているそうです。
posted by w1allen at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月23日

Fw: 戯曲『幽霊はここにいる』舞台化!

mixiのコミュニティーからの情報です。

================================

ハイリンド第4回公演
『幽霊はここにいる』

作◎安部公房
演出◎西沢栄治

2007年8月1日(水)〜5日(日)
@新宿THEATER/TOPS
http://www.hylind.net/

「高価買います、死人の写真―」
街にばら撒かれた奇妙なビラ。
そしてある男が始めた不思議な商売。
混乱の中、なびく民衆。
目に見えないモノを巡って右往左往する
集団心理を描いた安部公房の傑作。


昭和33年に岸田國士戯曲賞を受賞した名作です。
いやはや、人間の本質をシニカルに暴いたとんでもない作品。
その作品が、日本演出者協会主催の若手演出者コンクールで
優秀賞を受賞した気鋭の演出家、西沢栄治氏の手により、
更に繊細かつ大胆に仕上がっております。

[タイムテーブル]
8月1日(水)19時〜
8月2日(木)14時〜/19時〜
8月3日(金)19時〜
8月4日(土)14時〜/19時〜
8月5日(日)13時〜/17時〜

[チケット](全席指定)
前売3500円/当日3800円

※平日マチネ(2日14時の回のみ)割引
前売3000円/当日3300円

◎「三人寄れば文殊のTicket」
3名様でご来場されるとお得なチケット→9900円(3枚セット)

===============================
posted by w1allen at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする