2013年06月15日

岡本太郎の評価

岡本太郎のことで、幼少期に強烈に記憶に残っているのは、松尾貴史がキッチュと名乗っていた頃、岡本太郎のモノマネで、「僕がダリを真似したんじゃない。ダリが僕を真似したんだ。」と言って、会場をわかせていたことだ。本当に、岡本太郎がそんなことを言ったのかどうかまでは知らないが、とりあえず、岡本太郎を変人・奇人の類と思ってしまった。
岡本太郎を正当に評価できるようになったのは、今世紀に入ってからかも知れない。安部公房と「夜の会」で活動を共にしていたこと、岡本敏子さんが「明日の神話」の原盤を見つけたこと、岡本太郎の絵や文章に直接触れた、川崎市岡本太郎美術館に行ったことなどで、「ああ、この人は本物だ」と感じた。
絵を描くだけなく、すべてにおいて、もっと言えば、これほど人生に真摯に向き合った人間は、そういないと思った。
今日、某所で、岡本太郎の講演会がある。どういう論が論じられるか非常にワクワクしている。
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2010年11月08日

松尾貴史のモノマネ

あれは中学生の頃だったろうか?だとすると、20年も前のことになる。岡本太郎が存命中で、松尾貴史がキッチュと名乗っていた頃の岡本太郎のモノマネが強烈に記憶に残っている。「僕はダリを真似したんじゃない、ダリが僕を真似したんだ」というようなことを言っていたと思う。そのときは変人だなと思った。いやそう思わされたのだ。中学生の頃に見るテレビの影響力には、抗う術はないと思う。
その後、岡本太郎を自分なりに評価できるようになったのは、自分で岡本太郎についての書物や絵画などに触れたり、岡本太郎美術館に行くようになったり、安部公房全集で対談記事を読んだりするようになってからだった。
さて、松尾貴史のモノマネは、見事に私にバイアス(偏見)を与えてくれた。そのバイアスがなければ、岡本太郎についてもっと早いうちに、そしてもっとニュートラルな立場で評価できたかもしれない。そういう可能性があることを否定はしないが、実は松尾貴史にお礼が言いたい気持ちもある。
それは、「他人を評価するためには、自分で資料を集め、自分の目にその芸術家がどう映るか自分に問わなければならない。」という教訓を与えてくれたからだ。また、自分の意見がなく、他人の評価を鵜呑みにする人が意外と多いことを教えてもらったような気がする。
タグ:TV art
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2010年10月25日

"ミューズの微笑み「岡本太郎記念館」"

検索結果[総合] - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表]によると、NHK BS2とNHK教育で、"ミューズの微笑み「岡本太郎記念館」"という番組が放送されるそうです。
非常に楽しみで、録画予約をしました。
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2008年04月21日

[太郎]「明日の神話」の恒久展示先は東京都渋谷区に決定されました。

ちょっと書くのが遅くなってしまいましたが、「明日の神話」の恒久展示先を巡って、広島市、大阪府吹田市、東京都渋谷区の3自治体が誘致合戦を行なっていましたが、渋谷区に決定しました。

理由は、岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」が渋谷に−招致合戦に決着によると
同日午後、東京都現代美術館で開かれた会見で明日の神話再生プロジェクトゼネラル・プロデューサーの平野暁臣さん(岡本太郎記念館館長)は、「設置環境や設置の意義など総合的な見地から判断し、バランスよくすべての条件を満たしていた」と決定の理由を説明。


展示場所は、
区が提案した壁画の設置場所は、JR渋谷駅西口と井の頭線改札を結ぶ「渋谷マークシティ」内の2階連絡通路部分。


何はともあれ、恒久展示先が決まって良かったです。
タグ:art 岡本太郎
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2007年02月18日

[太郎]Fw:太陽の塔、37歳になり精密検査 今春から内部観覧休止

朝日新聞の記事"太陽の塔、37歳になり精密検査 今春から内部観覧休止に"よると岡本太郎の代表作とも言える「太陽の塔」が、今春より内部観覧休止になるそうです。
92年度に大幅改修して、不定期に内部観覧を行ってきましたが、今年3月末でいったん終了し、どのような修復ができるか、本格的な調査をすることになったそうです。ゆっくり療養してもらって、さらに元気な「太陽の塔」を観たいですね。
また、内部観覧は、万博開催40周年となる2010年に再開する予定だそうです。とはいえ、今すぐ観たい方は、3月までに旅行会社を通じて申し込まれることをお勧めします。

「太陽の塔」については、下記のサイトの記事も面白いです。
たけくまメモ : 太陽の塔に潜入してきました
太陽の塔 - Wikipedia
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2006年09月15日

[太郎]長崎市、誘致しない方針

長崎市が、「明日の神話」を誘致する意向はないと表明したようです。

[長崎市、誘致しない方針 故岡本太郎氏の巨大壁画 「展示施設、市内にはない」] / 長崎 / 西日本新聞より、
芸術家の故岡本太郎氏が原爆をテーマに描いた巨大壁画「明日の神話」を長崎市へ誘致することについて、同市は12日、「市内には展示できるような施設がない」として誘致しない方針を明らかにした。同日の定例市議会一般質問で、出口静夫・市原爆被爆対策部長が答弁した。


決定的なものではないですが、現時点では誘致しない方針のようです。
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2006年09月01日

[太郎]吹田市が誘致の正式表明

朝日新聞、asahi.com: 岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」誘致 吹田市が名乗り - 関西より、

壁画は被爆地の広島、長崎両市などで誘致の動きがあるが、永続的な保管、展示場所は未定で、自治体が正式に手を挙げるのは初めて。


おお、吹田市が手を挙げましたか。広島市と長崎市との争奪戦になるのかなと思っていましたが、第三者の登場で、さらに盛り上がって欲しいです。
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2006年08月20日

[太郎]再点火された岡本太郎の炎

7/7(金)に「明日の神話」の除幕式があり、その特別番組「岡本太郎“祝祭”明日の神話 除幕スペシャル」が日本テレビで生放送されました。しかし、その除幕式についてのアイドル松嶋初音さんがブログで批判的な記事を書いて、各方面で物議を醸し出したということがありました。
"松嶋初音、日テレ演出めぐりブログで猛批判"に、騒動の様子が書かれています。
発信源の記事が"悲しいね、とても悲しいね"です。
ちなみに、これを校正したものが、"申し訳ありません"です。(題名のお詫びは、バンド名を間違えたことにたいするもの)

その文章では、岡本太郎を理解していない人たちが多くて、自分には受入れられず悲しい思いをした旨のことが書かれています。この点については、イベント会場に行けない一般人の私には判断しかねますが、一視聴者としてテレビ番組の構成は及第点だと思っています。なんせ、午後9時に岡本太郎の特別番組を組んでくれること自体、奇跡ですから。

大きなイベントというだけで来ている芸能人たちもいると思いますが、それはそれでいいのだと思います。どんちゃん騒ぎでも、とにかく大きなインパクトを与えたからです。会場内に岡本太郎の芸術を理解し後継するものがどれだけいたのかは知れませんが、消えかかっていた岡本太郎の種火を再点火するイベントであったことには間違いはないはずです。このブログの批判記事もその再点火された岡本太郎の炎があったからこそだと思います。

今回の記事は、岡本太郎の関係者、芸能人、芸術家、テレビ局の中でしかわからないことについて書いてあったので、その点では非常に評価しています。これからも、そういった議論を一般人に対してweb上で展開して、平野さんや記念館、美術館、テレビ局などの関係者を巻き込み、さらに一般人も参加して議論の中に入っていくことが出来れば、岡本太郎芸術への理解が深まっていくと思います。そういった意味も含めて、松嶋初音さんには、今後もブログで積極的に情報発信していって欲しいです。

ところで、7/15(土)に「明日の神話 修復全記録!Be TARO復活の日」という「明日の神話」再生過程の模様と岡本太郎の芸術に共鳴するものたちを写した番組がありました。こちらの方は、お祭り騒ぎのような除幕式の番組に比べて対照的に静かで、味わい深い番組でした。特に、吉村絵美留さんの修復作業が非常に丹念なもので驚きました。あの大きな壁画を、線ではなく、点で色を塗っていくという気の遠くなる作業をされている様子を見て、感嘆してしまって言葉が出ませんでした。

とにかく、岡本太郎の炎を消さないように記念館、美術館、TV局など関係者には頑張って欲しいです。でも、実はその点では私は楽観的なのです。岡本太郎の炎は消えない力を持っていると信じているからです。なんせ、「芸術は爆発」ですから、岡本太郎作品は、核融合を繰り返す太陽のような爆発をし続けると思っています。その証拠に、「太陽の塔」は、今もそびえたち続けているのですから。
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2006年06月21日

[太郎]「明日の神話」の現況

"[気になる][人]明日の神話/岡本太郎"はよくまとまったページですね。
「明日の神話」は、先日吉村絵美留さんの手によって、修復が完了しました。上のページの通り、7月8日から汐留にて公開されます。
また、恒久保管場所なのですが、太郎生誕100年にあたる2011年までに決めたいそうです。原爆投下地である広島と長崎が有力で、誘致のための市民活動がなされています。広島市長は意欲的ですが、長崎市長は難色を示しています。また、どちらも財政難であり、恒久保管場所決定までは紆余曲折が予想されます。

[参考]
岡本太郎氏の壁画誘致へ前向き
長崎市 「明日の神話」誘致に難色 - 報道センターNBC 今日のニュース
「明日の神話」どこへ? 広島、長崎で誘致の動き
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2006年01月31日

[太郎]対談集 岡本太郎発言!



対談集を再読して、前回の記事に修正を加えました。修正箇所は、主に本書からの引用部分です。
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岡本太郎people主宰のnobutaさんの☆21st Century Comedy: 対談集 岡本太郎発言!記事で紹介されている対談集 岡本太郎発言!が、めちゃくちゃ面白い。
対談相手は、棟方志功、土門拳などの芸術家だけでなく、野坂昭如、青島幸男、ユーミン、内田裕也など多彩な顔ぶれだ。一貫して感じられるのは、対談相手に手加減しないことだ。北大路魯山人や父岡本一平のような年長の者に対しても、池田満寿夫のような年下の者に対しても肌と肌でぶつかっていく、気迫のある発言をしている。
面白いのが、「華々しき毒舌」と題された、棟方志功、勅使河原蒼風、北大路魯山人たちとの対談(この対談の初出は、『淡交』1958年1月号)。強烈な顔ぶれで、人間がしゃべっているのか、物の怪がしゃべっているのかわからないくらい妖気に満ち溢れている。対談の最後で、勅使河原が
どうも速記者さん、ありがとう。一ぱいどうぞ。あんたが一番善人だよ、けだものばっかりだからね、みんな・・・・・・

とよくわからない終わり方をしている。
さて、この対談の中で、一番印象に残ったのは、岡本太郎が以下のように語っていたことだ。
岡本 だから北大路は岡本かの子の一番悪いところと、一平の一番悪いところにぶつかっちゃった。気の毒だ。おれはおれの両親より大人だったからとってもよくわかる。おれはどのくらいおやじとおふくろに苦労したかわからぬ。おれの方がずっと大人なんだ。
棟方 その当時いいか悪いかわからぬが・・・・・・。
岡本 君や勅使河原蒼風も、年をとって息子を作ったつもりでいるけれども、非常に子供の未熟なところが目に見えるかもしれぬが、子供というのはおやじ、おふくろの未熟なところを実に鋭く正しく見抜いている。それを気をつけろよ。おれは見抜かれるものを作っていないからいいが・・・・・・。

亡くなるまで、子供を作らず、子供のような無邪気さを持ち続けた岡本太郎が言ったこの発言の重みは、計りしれないもものがある。
とにかく、岡本太郎の発言には、強烈な破壊力と真実に迫る勢いがある。是非、本書を読まれることを強くお勧めする。
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2005年12月06日

「明日の神話」接合完了

「明日の神話」の接合が完了し、報道陣に発表されました。
2006年6月までに、全体の修復していく予定だそうです。

"岡本太郎さん制作巨大壁画つながった"
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news003.htm

"岡本太郎の壁画を復元 メキシコで放置された「明日の神話」"
http://www.sankei.co.jp/news/051205/bun086.htm
「復元」は言い過ぎだと思いますが、写真がきれいだったので
URLを載せておきます。

"岡本太郎「明日の神話プロジェクト」"
http://www.ntv.co.jp/dai2-junbi/shinwa.html
日本テレビも支援しているようですね。

本当に、こういう壮大な作品の復元作業というのは、金銭・人材・時間・技術など
たくさんの困難があるとおもいますが、復元への道を着実に歩んでいて、
ファンとしてうれしい限りです。
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2005年12月05日

「写真展:岡本太郎の視線」などの展示会情報

「写真展:岡本太郎の視線」が、12月24日から2006年2月18日まで東京都写真美術館にて開催されます。
岡本太郎自らが撮った写真が展示されるそうです。
なお、第1、第3金曜14時から担当学芸員によるフロアレクチャーが開かれます。
開催予告に載っている岡本太郎の写真は、ダンディーな感じで格好いいです。せっかくだから、行ってみようかなと思っています。
東京都写真美術館
毎日新聞ニュース

また、岡本太郎美術館では、
「北大路魯山人と岡本家の人びと」展
期間:2005年10月8日(土)−2006年1月9日(月)
岡本太郎美術館

岡本太郎記念館では、
「 岡本敏子のメッセージ 」展
期間:2005年10月5日(水)〜2006年4月3日(月)
岡本太郎記念館
がそれぞれ開催されています。
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2005年11月08日

岡本太郎ー私のこだわり人物伝

本日から、NHK教育「私のこだわり人物伝」が始まりました。
全四回で、石井竜也氏がナビゲーターをつとめられております。
貴重な映像がありますので、見られることをおすすめします。

番組を見ていて、一つ思い出したことがあります。
関西の朝日放送製作の「探偵ナイトスクープ」で、太陽の塔の内部を
もう一度見てみたいという依頼があったのです。
関係者にお願いをして、いざ万博会場に行くと、
何とそこに岡本太郎がいるんですよ。
内容は忘れましたが、何か熱っぽく語って自画自賛されてました。

そのときは、岡本太郎って、やっぱり変な人と思いました。
普通の芸術家なら多少の謙遜さやテレも見せるだろうけど、過去の作品を見て
「やっぱりいい」と胸をはっている。
そのときはピンとこなかったのですが、本物の芸術家
だからこそ言えるセリフなのだと、今では思います。

なお、「明日の神話」再生プロジェクトについても、番組中語れていました。
岡本敏子さんが亡くなられてどうなるのだろうと思っていましたが、
プロジェクトは存続中のようです。
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2005年09月04日

「明日の神話」完成への道展に行って来ました

mother.JPG
岡本太郎と安部公房とは、夜の会で活動を共にしてきた仲間でした。岡本太郎の方が安部公房より年長ですが、全集に収められている対談ではすごく息のあった感じで、二人の波長はあっていたのだなと思います。岡本太郎の「対極主義」と、安部公房のネガポジ世界とは、ある種通じるものがあるのかも知れません。
そんな関係で以前から、岡本太郎には興味があり、<<明日の神話>>完成への道展という企画展が、川崎市岡本太郎美術館で開催されていたので、行って来ました。
http://www.taromuseum.jp/d_1c.htm#sinwa

<<明日の神話>>は、メキシコオリンピックの開催に合わせて建築されたホテルのために製作された壁画です。しかし、資金難で、結局ホテルとは別のビルになり、長い間行方不明になっていました。それを、岡本敏子さん(岡本太郎の養女)が、懸命になって探し出して、日本に持ち帰ってきたものです。現在、復元の取り組みをされているそうです。
企画展では、<<明日の神話>>の原画の変遷を見て取ることができます。ホテルの設計の都合で、第五福竜丸を表した部分が移動されたということを、今日初めて知りました。
最後に、復元のための募金があり、私もわずかばかり寄付してきました。
復元が成功することを祈っています。

また、岡本敏子さんが、今年4月20日(水)に急逝されていたことを知りショックを受けました、残された人々で、頑張っていって欲しいですね。
http://www.taromuseum.jp/toshiko.htm

企画展は、9月25日(日)まで開催されています。近くの方は、見に行かれるのをお勧めします。
posted by w1allen at 23:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 岡本太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする