2012年12月24日

筑摩書房刊『安部公房集』の年譜

筑摩書房刊の安部公房集の年譜が面白いです。

1.斎藤茂吉の診察
twitterでこのエピソードの出典を質問したところ、親切にも『安部公房レトリック事典』(谷真介著)にあるとの回答を得ました。その後、谷氏による『安部公房評伝年譜』を読むと、上述した『安部公房集』が大元だと分かりました。不思議な事に、『安部公房全集』には収録されていないようです。(2013/01/12訂正)なお、『安部公房全集』012に収録されています。

昭和十八年(1943)
ーーー引用開始ーーー
一度、友人につれられて、松沢病院に行き、斎藤茂吉の診断をうけたおぼえがある、もっとも、その友人の方が、後で本物の気違いになったところをみると、私のほうは、案外なんでもなかったのかもしれない。
ーーー引用終了ーーー

2.カフカの「審判」を戦前に読んでいた
Re:華麗なる安部公房 - 安部公房を語ろうにも書きましたが、安部公房は、所有していたジイドの「贋金づくり」を中田耕治所有の「審判」に交換してもらって、「審判」を戦前に読んでいたそうです。

昭和十七年(1942)
ーーー引用開始ーーー
当時、カフカの「審判」なども読んだが、印象は弱い。
ーーー引用終了ーーー

以上
posted by w1allen at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を読みこむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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