2006年08月20日

[太郎]再点火された岡本太郎の炎

7/7(金)に「明日の神話」の除幕式があり、その特別番組「岡本太郎“祝祭”明日の神話 除幕スペシャル」が日本テレビで生放送されました。しかし、その除幕式についてのアイドル松嶋初音さんがブログで批判的な記事を書いて、各方面で物議を醸し出したということがありました。
"松嶋初音、日テレ演出めぐりブログで猛批判"に、騒動の様子が書かれています。
発信源の記事が"悲しいね、とても悲しいね"です。
ちなみに、これを校正したものが、"申し訳ありません"です。(題名のお詫びは、バンド名を間違えたことにたいするもの)

その文章では、岡本太郎を理解していない人たちが多くて、自分には受入れられず悲しい思いをした旨のことが書かれています。この点については、イベント会場に行けない一般人の私には判断しかねますが、一視聴者としてテレビ番組の構成は及第点だと思っています。なんせ、午後9時に岡本太郎の特別番組を組んでくれること自体、奇跡ですから。

大きなイベントというだけで来ている芸能人たちもいると思いますが、それはそれでいいのだと思います。どんちゃん騒ぎでも、とにかく大きなインパクトを与えたからです。会場内に岡本太郎の芸術を理解し後継するものがどれだけいたのかは知れませんが、消えかかっていた岡本太郎の種火を再点火するイベントであったことには間違いはないはずです。このブログの批判記事もその再点火された岡本太郎の炎があったからこそだと思います。

今回の記事は、岡本太郎の関係者、芸能人、芸術家、テレビ局の中でしかわからないことについて書いてあったので、その点では非常に評価しています。これからも、そういった議論を一般人に対してweb上で展開して、平野さんや記念館、美術館、テレビ局などの関係者を巻き込み、さらに一般人も参加して議論の中に入っていくことが出来れば、岡本太郎芸術への理解が深まっていくと思います。そういった意味も含めて、松嶋初音さんには、今後もブログで積極的に情報発信していって欲しいです。

ところで、7/15(土)に「明日の神話 修復全記録!Be TARO復活の日」という「明日の神話」再生過程の模様と岡本太郎の芸術に共鳴するものたちを写した番組がありました。こちらの方は、お祭り騒ぎのような除幕式の番組に比べて対照的に静かで、味わい深い番組でした。特に、吉村絵美留さんの修復作業が非常に丹念なもので驚きました。あの大きな壁画を、線ではなく、点で色を塗っていくという気の遠くなる作業をされている様子を見て、感嘆してしまって言葉が出ませんでした。

とにかく、岡本太郎の炎を消さないように記念館、美術館、TV局など関係者には頑張って欲しいです。でも、実はその点では私は楽観的なのです。岡本太郎の炎は消えない力を持っていると信じているからです。なんせ、「芸術は爆発」ですから、岡本太郎作品は、核融合を繰り返す太陽のような爆発をし続けると思っています。その証拠に、「太陽の塔」は、今もそびえたち続けているのですから。
posted by w1allen at 09:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 岡本太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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