2010年11月08日

松尾貴史のモノマネ

あれは中学生の頃だったろうか?だとすると、20年も前のことになる。岡本太郎が存命中で、松尾貴史がキッチュと名乗っていた頃の岡本太郎のモノマネが強烈に記憶に残っている。「僕はダリを真似したんじゃない、ダリが僕を真似したんだ」というようなことを言っていたと思う。そのときは変人だなと思った。いやそう思わされたのだ。中学生の頃に見るテレビの影響力には、抗う術はないと思う。
その後、岡本太郎を自分なりに評価できるようになったのは、自分で岡本太郎についての書物や絵画などに触れたり、岡本太郎美術館に行くようになったり、安部公房全集で対談記事を読んだりするようになってからだった。
さて、松尾貴史のモノマネは、見事に私にバイアス(偏見)を与えてくれた。そのバイアスがなければ、岡本太郎についてもっと早いうちに、そしてもっとニュートラルな立場で評価できたかもしれない。そういう可能性があることを否定はしないが、実は松尾貴史にお礼が言いたい気持ちもある。
それは、「他人を評価するためには、自分で資料を集め、自分の目にその芸術家がどう映るか自分に問わなければならない。」という教訓を与えてくれたからだ。また、自分の意見がなく、他人の評価を鵜呑みにする人が意外と多いことを教えてもらったような気がする。
ラベル:TV art
posted by w1allen at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 岡本太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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