2006年01月18日

[演劇]幽霊はここにいるの感想と再演への期待

安部の戯曲というと、安部夫妻の死後に上演された、「幽霊はここにいる」の(串田和美脚本・於新国立劇場)版
http://www.horagai.com/www/play/sibai/pl1998b.htm#P017
と(鴻上尚史脚本・於近鉄劇場)版
http://www.thirdstage.com/knet/yurei/weekly/list.html
を思い出します。後者は、セットのほとんどが立方体の白い箱で、こんなんで大丈夫かなと最初思いました。前者は、新国立劇場というだけあって、立派なものでした。
でも、舞台のドタバタ感・迫力では、後者の方が前者を圧倒していました。
リンクさせてもらったほら貝さんの劇評を見て、この作品の要は、「新聞記者」なのだと思いました。この作品の中盤まで、まともなのは大庭ミサコと新聞記者ぐらいです。前者はまともな人で演じられましたが、後者では妙にエネルギッシュで、「うるさい」感じなのです。
そこが、両作品の違いを決定的にしているかなと、今思いました。
以前、告知したように、串田和美氏が「幽霊はここにいる」の再演をされるので、今度は新聞記者を「おとなしく」ではなく、「うるさく」演じさせて欲しいと思いました。
そうしないと、幽霊商売騒動で、町全体が狂気につつまれている中での、新聞記者の正気など、とるに足らないものとして見捨てられる運命となるでしょう。
posted by アレン at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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