2014年07月26日

私のささやかな抵抗

バカな論文がある。
定義をまともに知らずに使われた用語、初歩的な論理的誤謬、我田引水…。
読んでいて、こちらが悲しくなるよ。
本来は放置したいが、腹の立つことに、「安部公房の○○」と銘打っている。
「ほんとすごいね」(棒)

安部公房がこんなこと書くはずがない。
例えば、一国を一方的になじって、何が楽しいのか?
愛国者思想をひろめるだけじゃないか!

国家や文化を多面的にかつ普遍的にかつ逆説的に論じてこそ、安部公房が遺した思想を活かす道なのにね。

posted by w1allen at 20:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月20日

私のマルクスに対する評価

 ハッキリ言って、マルクスのことはよく分かっていません。資本論も共産党宣言も読んでませんから。
 しかし、私でも分かるマルクスへの誤解があるようなので、ここで正しておきたいと思います。
 ソ連などの社会主義国家の没落を指してマルクスの資本論がおかしいというのは、論理的に妙だと思います。
 共産党の失敗は、資本論などのマルクス主義を恣意的に解釈して、自分の都合のいいように運用していた可能性があるからです。
 私達、資本主義国家の国民もマルクスの恩恵を受けていると思います。もし、マルクスがいなければ、修正資本主義というアイデアも出てこなかったのではないでしょうか?また、福祉や失業者対策も、今よりひどいものになっていたでしょう。
 マルクスの描いた国家の変転図は、資本主義国家→社会主義国家→共産主義国家という二階建てのものでした。しかし、いつこれらの「相転移」という革命が起こるかまでは、予言しませんでした。資本主義社会が没落するのは、実は相当長い年月が必要なのかもしれません。社会主義革命を志した人は、その時代に相転移が起こると確信していたかもしれませんが、残念ながら、相転移は失敗に終わりました。
 武力革命で社会主義国家を樹立すべし、という過激な思想もあったようです。これは、断じて許してはなりません。
 もし、マルクスが正しければ、相当長い年月を経て、真の社会主義国家が生まれるのではないでしょうか?
 また、資本論は古典的経済学の集大成でもあるので、これと数理経済学の融合も見てみたいです。
 いずれにしても、社会主義国家の没落、共産党の独裁政治の側面だけ見て、資本論はダメだというのは、早計だと思います。
posted by w1allen at 19:59| Comment(0) | 思想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月15日

不穏な物を回収してきました

 日曜日、不穏な話を思い出して、目を覚ましました。不穏な話というのは、私の一文をパンフレットやポスターに載せるという、何とも無謀な劇団がいるという噂です。「いや〜、断るべきだったか」と今になって後悔しましたが、その時は割りと気軽に引き受けてしまったらしいのです。
 しかも、私はその日の16:00の部の予約をとっているらしいのです。これは、なんとしても、その不穏なものを回収しなければなりません。さて、兵庫県伊丹市にあるアイホールは、この前インタビューに行ったので、道順などは問題なかったし、時間も結構余裕がありました。と余裕かましていたら、出発前に色々あって、出かけるのが1時間も(!)遅れてしまった。阪急電車に乗っても、なかなか京都を抜けないので、困った。「さすがにマズイな」と思いました。演劇や映画で遅れて入場してくる人のことをやや軽蔑するタイプの人間ですが、これでは立場が逆転してしまう!
 伊丹駅に付いたのが15:50だった。思ったより早かったが、急がねばなりません。必死で走ったが、時は無情にも過ぎ、アイホールについたのは、16:05くらい。劇団関係者の方が、私を見つけて、案内してくれました。「今、前奏が始まったところです」と。入ってみると、また別の方が案内してくれて、なんとか本編が始まる前に、着席することができました。
 ダンス、即興演奏など様々な趣向がされており、中でも「影絵処理」は、トークゲストの大橋也寸さんも感心され、「安部さんが観ていたら、興味を持たれたのでは」といったことを仰っていました。
 あっという間の上演でした。安部のテキストは古びないし、それに新たな色彩をもたらした上演を目の当たりにできて、至福のひとときでした。
 アフタートークでは、正直、大橋也寸さんの厳しい言葉もありました。しかし、それは素材が素晴らしいことへの裏返しだと思いました。演出家大橋也寸の演出家魂に火を付けるような、良い作品だったのだと思います。でなければ、指導や手直しも言わずに、ただただ相槌を打てばよいはずですから。
 また、安部が、演出の大橋さんを通り越して、役者(かなりの大物です)に演技指導していた「大橋パッシング」の話も面白かったです。
 ホールに出て、主演の方と末っ娘の方と少しお話しました。T-シャツを買ったので、末っ娘の方に、サインをしてもらいました。
 劇場関係者の方が私を見つけ、演出のウォーリー木下さんとお話することが出来ました。「何点でしょうか?」と聞かれ、「90点以上だと思います」と率直に答えました。
 ああ、そうそう、不穏なポスターも無事回収しました。
 伊丹駅付近で夕食を摂ろうかと思いましたが、胸がいっぱいで、その気になれませんでした。結局、夕食を摂ったのは、京都についてからでした。
 帰宅後、母にポスターを見せると、たどたどしい日本語で読み上げた後、「これ、あんたが一人で書いたんか?」「じゃあ、誰が書くのよ?」。大体、母の私への評価って、こんなものです(笑)。
posted by w1allen at 10:20| Comment(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

もぐら通信を辞任しました

第22号をもって、もぐら通信編集部を辞任しました。
安部公房のファンは辞めないので、今までどおり、よろしくお願いします。
posted by w1allen at 10:15| Comment(0) | もぐら通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月01日

【もぐら通信】第22号をお届けします

注:メール購読して頂くと、一番早くお手元に届きます。
ブログでの公開は、あえてメール配信より遅らせています。
メール購読の方法は、ブログ安部公房の広場の右上の緑色の登録ボタンをクリックして、
氏名(ニックネーム可)とメールアドレスを登録して頂くだけです。
もちろん、無料です。

[ご挨拶]
頭書の件、もぐら通信最新号を添付ファイルにてお届け致します。
お読み戴ければ、幸いです。

今号は、安部公房全集の編集者宮西忠正さんによる寄稿があります。
多麻乃美須々さんによる短編小説もあります。
兵庫県伊丹市で「友達」の上演があるので、インタビューに行ってきました。
そのレポート記事も面白いと思います。

最後に、新編集部員の募集告知があります。興味のある方は、
お気軽にコンタクトをとってください。

ご感想などお聞かせ下さると、ありがたく思います。

また、ご寄稿も随時受け付けております。
お気軽に、ご連絡願います。

では、安部公房とのよいひとときをお過ごし下さい。

もぐら通信
編集部一同

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posted by w1allen at 20:38| Comment(0) | もぐら通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする