2006年01月31日

[太郎]対談集 岡本太郎発言!



対談集を再読して、前回の記事に修正を加えました。修正箇所は、主に本書からの引用部分です。
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岡本太郎people主宰のnobutaさんの☆21st Century Comedy: 対談集 岡本太郎発言!記事で紹介されている対談集 岡本太郎発言!が、めちゃくちゃ面白い。
対談相手は、棟方志功、土門拳などの芸術家だけでなく、野坂昭如、青島幸男、ユーミン、内田裕也など多彩な顔ぶれだ。一貫して感じられるのは、対談相手に手加減しないことだ。北大路魯山人や父岡本一平のような年長の者に対しても、池田満寿夫のような年下の者に対しても肌と肌でぶつかっていく、気迫のある発言をしている。
面白いのが、「華々しき毒舌」と題された、棟方志功、勅使河原蒼風、北大路魯山人たちとの対談(この対談の初出は、『淡交』1958年1月号)。強烈な顔ぶれで、人間がしゃべっているのか、物の怪がしゃべっているのかわからないくらい妖気に満ち溢れている。対談の最後で、勅使河原が
どうも速記者さん、ありがとう。一ぱいどうぞ。あんたが一番善人だよ、けだものばっかりだからね、みんな・・・・・・

とよくわからない終わり方をしている。
さて、この対談の中で、一番印象に残ったのは、岡本太郎が以下のように語っていたことだ。
岡本 だから北大路は岡本かの子の一番悪いところと、一平の一番悪いところにぶつかっちゃった。気の毒だ。おれはおれの両親より大人だったからとってもよくわかる。おれはどのくらいおやじとおふくろに苦労したかわからぬ。おれの方がずっと大人なんだ。
棟方 その当時いいか悪いかわからぬが・・・・・・。
岡本 君や勅使河原蒼風も、年をとって息子を作ったつもりでいるけれども、非常に子供の未熟なところが目に見えるかもしれぬが、子供というのはおやじ、おふくろの未熟なところを実に鋭く正しく見抜いている。それを気をつけろよ。おれは見抜かれるものを作っていないからいいが・・・・・・。

亡くなるまで、子供を作らず、子供のような無邪気さを持ち続けた岡本太郎が言ったこの発言の重みは、計りしれないもものがある。
とにかく、岡本太郎の発言には、強烈な破壊力と真実に迫る勢いがある。是非、本書を読まれることを強くお勧めする。
posted by w1allen at 06:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 岡本太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月18日

[演劇]幽霊はここにいるの感想と再演への期待

安部の戯曲というと、安部夫妻の死後に上演された、「幽霊はここにいる」の(串田和美脚本・於新国立劇場)版
http://www.horagai.com/www/play/sibai/pl1998b.htm#P017
と(鴻上尚史脚本・於近鉄劇場)版
http://www.thirdstage.com/knet/yurei/weekly/list.html
を思い出します。後者は、セットのほとんどが立方体の白い箱で、こんなんで大丈夫かなと最初思いました。前者は、新国立劇場というだけあって、立派なものでした。
でも、舞台のドタバタ感・迫力では、後者の方が前者を圧倒していました。
リンクさせてもらったほら貝さんの劇評を見て、この作品の要は、「新聞記者」なのだと思いました。この作品の中盤まで、まともなのは大庭ミサコと新聞記者ぐらいです。前者はまともな人で演じられましたが、後者では妙にエネルギッシュで、「うるさい」感じなのです。
そこが、両作品の違いを決定的にしているかなと、今思いました。
以前、告知したように、串田和美氏が「幽霊はここにいる」の再演をされるので、今度は新聞記者を「おとなしく」ではなく、「うるさく」演じさせて欲しいと思いました。
そうしないと、幽霊商売騒動で、町全体が狂気につつまれている中での、新聞記者の正気など、とるに足らないものとして見捨てられる運命となるでしょう。
posted by w1allen at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月13日

[太郎][ドラフト]対談集 岡本太郎発言!



Blogpeople内に岡本太郎Peopleというトラックバック集があったので、こちらにトラックバックさせてもらっています。面白い試みですね。
私も、安部公房People作ってみようかな。
なお、本は手元にないので、発言内容に若干の誤謬があるかも知れませんが、ご容赦願います。

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岡本太郎people主宰のnobutaさんの☆21st Century Comedy: 対談集 岡本太郎発言!記事で紹介されている対談集 岡本太郎発言!が、めちゃくちゃ面白い。
対談相手は、棟方志功、土門拳らとの芸術家だけでなく、野坂昭如、青島幸男、ユーミン、内田裕也など多彩な顔ぶれだ。一貫して感じられるのは、対談相手に手加減しないことだ。北大路魯山人や父岡本一平のような年長の者に対しても、年下の者に対しても肌と肌でぶつかっていく、気迫のある発言をしている。
印象的だったのが、北大路魯山人、勅使河原蒼風たちとの対談。強烈な顔ぶれで、対談も人間がしゃべっているのか、物の怪がしゃべっているのかわからないくらい、妖気に満ち溢れている。対談の最後で、「この対談で一番頑張ったのは、淡交社の速記者だよ」とよくわからない終わり方をしている。この対談の中で、一番印象に残ったのは、岡本太郎が、「自分の両親(一平、かの子)は自分より子供だった。子供の目は時として、大人以上のものをもつからわかるんだ。」と言っていたことだ。亡くなるまで子供のような無邪気さを持ち続けた岡本太郎が言ったこの発言の重みは、計りしれないもものがある。
とにかく、岡本太郎の発言は、強烈な破壊力と真実に迫る勢いがある。是非、本書を読まれることを強くお勧めする。
posted by w1allen at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月12日

[告知]「幽霊はここにいる」上演情報

串田和美演出の「幽霊はここにいる」が、2月4日(土)、5日(日)に富山市のオーバード・ホールにて上演されます。
舞台が特殊で、三方向から観客に見られる形式になっています。上演告知のページの写真も雰囲気があって、面白そうです。

[参考URL]
ステージ・オン・ステージ第3弾  作:安部公房×演出・美術:串田和美  「幽霊はここにいる」 富山 オーバード・ホール
交通・アクセス・駐車場案内
posted by w1allen at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月03日

明けましておめでとうございます

謹賀新年

昨年は、多数の方よりアクセス・書き込みしていただき、
心よりお礼申し上げます。
本年も解読工房のご愛顧の方よろしくお願いします。m(_ _)m
posted by w1allen at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を読みこむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする