2005年09月19日

あの無名詩集を目撃した!

大げさかもしれないが、今年の初め、私は目を疑う出来事に遭遇した。
一生お目にかかることが出来ないものであろうとあきらめていた、ガリ版刷りの「無名詩集」を見ることが出来たのだ。所用で広島大学図書館(東広島キャンパス)に行くことがあり、何気なく館内を歩いていたら、ガラスの展示ケースが目に飛んできて、血の沸き立つ思いがした。

ケースには、佐々木文庫とあり、真善美社版の「終りし道の標べに」も展示されていた。
安部公房の署名があり、安部から佐々木基一氏に寄贈したものが、佐々木氏の死後、広島大学に佐々木文庫として移ってきたものらしい。

ただ、残念なことに表示がおかしく、「阿部公房」と書かれていたり、「無名詩集」と「終りし道の標べに」との展示の矢印が逆になっていた。これでは、せっかくの貴重な展示物が可哀想だなと思った。

しかし、貴重な資料であることには変わりないので、近隣の方は見に行かれるといいか思う。
http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/riyoan/ichiran.html
posted by w1allen at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月04日

「明日の神話」完成への道展に行って来ました

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岡本太郎と安部公房とは、夜の会で活動を共にしてきた仲間でした。岡本太郎の方が安部公房より年長ですが、全集に収められている対談ではすごく息のあった感じで、二人の波長はあっていたのだなと思います。岡本太郎の「対極主義」と、安部公房のネガポジ世界とは、ある種通じるものがあるのかも知れません。
そんな関係で以前から、岡本太郎には興味があり、<<明日の神話>>完成への道展という企画展が、川崎市岡本太郎美術館で開催されていたので、行って来ました。
http://www.taromuseum.jp/d_1c.htm#sinwa

<<明日の神話>>は、メキシコオリンピックの開催に合わせて建築されたホテルのために製作された壁画です。しかし、資金難で、結局ホテルとは別のビルになり、長い間行方不明になっていました。それを、岡本敏子さん(岡本太郎の養女)が、懸命になって探し出して、日本に持ち帰ってきたものです。現在、復元の取り組みをされているそうです。
企画展では、<<明日の神話>>の原画の変遷を見て取ることができます。ホテルの設計の都合で、第五福竜丸を表した部分が移動されたということを、今日初めて知りました。
最後に、復元のための募金があり、私もわずかばかり寄付してきました。
復元が成功することを祈っています。

また、岡本敏子さんが、今年4月20日(水)に急逝されていたことを知りショックを受けました、残された人々で、頑張っていって欲しいですね。
http://www.taromuseum.jp/toshiko.htm

企画展は、9月25日(日)まで開催されています。近くの方は、見に行かれるのをお勧めします。
posted by w1allen at 23:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 岡本太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする