2003年04月05日

安部公房って誰(初版)

ここでは、安部公房がどんな人物であるかを紹介します。

安部公房って、どう読むの?
 「あべ こうぼう」と読みます。ただし、これはペンネームで、本名は「あべ きみふさ」です。
 本名の読み方については、最近(2003年1月末)になって新説が出ています。詳細は、安部公房の本名問題を参照して下さい。

安部公房って、どんな人?
 (1924/3/7-1993/1/22)東京生まれ、幼少期を満州で過ごす。敗戦時も満州で体験し、このときの無政府状態が、鮮烈な体験になっている。また、幼少期を日本で過ごさなかったことが、日本の伝統的な私小説とは性格を異にする作風につながり、無国籍作家と評されることも多い。東大医学部出身であり、理系的緻密な描写力・冷徹な観察眼を持っている。彼の代表作として、1951年に芥川賞を受賞した「壁」、読売文学賞・フランス最優秀外国文学賞を受賞した「砂の女」がある。

安部公房って、どこが面白いの?
 自分の住む世界が正常なのか異常なのか、その境界線が消えてしまう。そんな恐怖を与えてくれます。この感覚に触れると、病みつきになるのでご用心を。

作品は、どこの出版社から出ているの?
 新潮文庫に収められている作品が一番入手しやすいです。背表紙は水色で、ア行の作家ですから簡単に見つかるはずです。他の作品は、安部公房全集(新潮社)で読めます。
posted by w1allen at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房って誰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

加藤弘一氏による新説

 安部公房の本名は果たしてどう読むのか?死後10年目に唐突に出現した新たな問題を紹介します。
 2003年1月末に安部MLにおいて、加藤弘一氏から安部公房の本名について新説があるということを教えていただきました。
 従来の定説は、本名は「あべきみふさ」というもので、私もこれに従っていました。新潮日本文学アルバム「安部公房」の谷真介による略年譜にもそう書かれています。
 しかし、新説では、本名(戸籍上という意味で)も「あべこうぼう」となっています。(成人まで両親から「きみふさ」と呼ばれていたそうです。)これには、確かな裏付けがあるようです。詳しくは、加藤弘一氏の「ほら貝:作家事典」を参照して下さい。
タグ:Name
posted by w1allen at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 安部公房の本名問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする