2100年01月01日

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安部公房ファンのみなさま、こんにちは。
このブログと掲示板では、以下の様な活動をしていきたいと考えています。また、みなさまとのコメントのやり取りも積極的にしていきたいです。

○私のウェブ活動の紹介、KAPの実績
アレン個人としては、1999年から安部公房のファイサイトを開設し、みなさまとやりとりしながら、安部公房の作品世界を深く味わうことができました。
また、KAP(関西安部公房オフ会)をhirokd267さんと共同で主催し、これまで10回の読書会を主催してきました。(2016.7.18現在)。KAP読書会の紹介で簡単な当会の紹介をしています。読書会の様子はyoutubeで見ることが出来ます。読書会の告知もここやSNSなどで発信しています。

○みなさまへ
コメントや安部作品の感想文を募集しています。お気軽に掲示板に書き込んで下さい。
安部公房に関する質問も随時受け付けております。
また、あなたと安部公房とのファーストコンタクトを教えて下さいというお題でもコメントを受け付けています。
ここが、安部公房のファンコミュニティになれれば幸甚です。
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2016年11月09日

『方舟さくら丸』読書会のお知らせ

ご注意
1.会場が前回と違います。
2.ネット中継はプライバシーに配慮して刷りガラス状で配信しています。


第12回関西安部公房オフ会(略称KAP)の読書会の開催が決まりました。
KAP読書会の紹介過去の読書会の映像もご覧いただけるとありがたいです。

日時:1月9日(月・祝) 午後1時ー5時
開場:12時50分
場所:京都市右京ふれあい文化会館第二会議室
   アクセス http://www.kyoto-ongeibun.jp/ukyo/map.php
JR花園駅から2-3分、地下鉄太秦天神川駅から10分程度

読書会の課題本:『方舟さくら丸』(新潮文庫)
核戦争がいつ現実のものになるか分からない、不安に満ちた冷戦中の1984年に発表されました。主人公もぐらは地下採石場跡という天然の核シェルターに住んでいます。彼は[生きのびるための切符]を発行し、同乗する仲間を探すが、闖入者も現れて・・・
好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、率直な感想を述べ合いたいと思っています。

主宰人:hirokd267(岡田)・w1allen(岡)
司会・進行:岡田、岡
広報:岡田、岡

内容:(1)自己紹介
   (2)あらすじの確認
   (3)フリートーク(進行・岡)
(4)感想・次回予定
(5)発表や資料配布されたい方も歓迎しますので、事前に仰って下さい

その他:途中参加も歓迎です。飲み物(酒類は不可)は各自で用意してください。軽食の持ち込みもできます。
ネット中継:遠方の方にも読書会の魅力を伝えたいので、Ustreamにてネット中継します。URLは、
http://www.ustream.tv/channel/9p4MS4HaSRf
また、当日はニックネームで呼び合いますので、各自ニックネームを考えておいて下さい。

二次会:懇親を深めるため、二次会で和気あいあいと飲み、語りあいたいと思います。学生さんにも気軽に参加していただけるように設定します。二次会のみの参加も歓迎です。
会場:餃子の王将 花園店
費用:約2000円を予定。(コース料理ではなく、自由に注文する形式です)。お酒を飲まない人は、値引きします。
注意:喫煙不可

なお一次会の費用は 会場費分の割り勘です。
大体、300円−500円の予定です。

申し込み:ここでも申し込みできますが、できればでツイッターで@hirokd267宛にツイートまたはRT(リツイート)で「参加申し込み」と書いてください。
または、下記のメールアドレスに申し込みメールを送って下さい。(メールアドレスは画像です)
mail-w4allen-gmail.png

では、皆さまのご参加を心からお待ちしています。
不明の点がありましたら、遠慮なくお尋ね下さい。
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2016年08月29日

『R62号の発明・鉛の卵』読書会報告

○はじめに
2016年7月18日(月・祝)高槻市にて、KAP読書会を開催し、『R62号の発明・鉛の卵』(新潮文庫)を取り上げました。表題二作の他「棒」も扱いました。
参加者は6名でした。Ustreamでの中継もしました。なお、プライバシーに配慮して、刷りガラスのような映像となっております。3時間を超えたため、最後のほうが一部切れています。次回は、2つに分けて中継・録画します。
今回は、うれしいことにUstreamに書き込みがありました。今後もコメントを取り上げていますので、書き込んでいただくと有り難いです。

次回以降ネット参加もご検討ください。勿論リアル参加していただければ尚嬉しいです。
中継のURLは、http://www.ustream.tv/channel/9p4MS4HaSRfです。次回も変わりません。
今回の映像は、Youtubeにて公開しています。
https://youtu.be/1tIEDfHMTVw
過去の読書会の映像は
https://www.youtube.com/user/w1allen/videos?
をご覧ください。

○R62号の発明
R62号が機械を発明製作し、高水社長を殺してしまうラストシーンが、果たして復讐と言えるかどうかについて多くの意見が出されました。復讐ではないという意見が多数でしたが、完全に意見が一致し、皆が納得できたわけではありませんでした。
「(最近話題になった)アルファ碁の打ち手が人間の理解を超えているように、R62号が作った殺人機械も人間の論理を超越しているのでは?R62号にとっては、資本家と労働者の区別は意味無いのでは?」という意見もありました。
また、「プログラムに則って、R62号は行動したので、復讐の意図を持ちようがないと思う」という意見に対して、「しかし、花井に恋心をもつ場面があり、それはプログラムから外れていると思う」という意見もありました。
読書会後、当方の掲示板「貝殻草と贋魚」
http://8010.teacup.com/w1allen/bbs
でも議論がかわされました。

何故、R62号は機械を作ったのかという疑問から端を発し、
「人間の労働は、何かを作るためにしているのではない。労働自体が、労働者にとって目的といえる。本作の機械も何かを作るという目的はなく、労働者を働かせるという目的しか無い。安部公房は、労働の本質を捉えていると思う」という意見があり、それを受けて、「本作における労働は、現実的な意味での労働ではなく、観念的な意味での労働であると思う」や「自分が何のために労働をしているのかわからないというブラックボックス的な状況を表しているように思う」という意見も出ました。

その他、「ロボットなどが実用化すると、人間のやることは無くなっていくかもしれない。そういう時代を先取りした先見性があると思う」
「ロボットというが、脳に装置を埋め込んだものであって、本来のロボットではない。バイオノイド、アンドロイドやサイボーグという呼称のほうが、まだ即しているかもしれない」
「冷酷で狂気的な描写があり、安部公房がそう書かざるを得なかったことがせつないし、つらい」
「14連勤した自分が、R62号と重なる部分があるように思えた」
などの意見もありました。
関連作品として、チャペックの「R.U.R」やカフカの「流刑地にて」への言及もありました。

○鉛の卵
「安部公房は緑色にマイナスのイメージを持っていたのでは?」と緑色や植物という点についてコメントがありました。
80万年後という設定にリアリティがなく、SFとしてどうかという批判的な意見もありました。一方、H・G・ウェルズの「タイムマシン」も80万年後の世界の物語であり、それに倣ったのではないかという意見もありました。
「どれい族=真の現代人の描写が少ない。真の現代人の世界がどういうものか分からないのに、緑色人の世界に後ろ髪を引かれる思いがして、錯乱状態になるのはなぜか?」
「緑色人のユートピア世界は、家猫の生活に通じている。快適な生活だが、主人がいなくなると、成立しなくなる。緑色人のユートピア的生活も、現代人の世話がないと成立しないだろう」という意見がありました。
関連作品として、小松左京の「日本アパッチ族」や開高健の「日本三文オペラ」への言及もありました。

○棒
非常に短い作品だったこともあり、私を含め解釈が難しいという印象の方が多かったようです。
先生や2人の学生の裁きを最後の審判のイメージでとらえた方もおられました。
「この作品は、何故とは聞いてはいけないのかもしれない」という声もありました。
「赤い繭」の繭は拾われるが、「棒」では放置されるという対比をされた方もいました。

○運営について
今回から、各作品の冒頭の時間に、自己紹介の時間とは別に各人の感想などを述べる時間を設けました。参加者も発言しやすくなり、主宰者も参加者の声を拾いやすくなったのではないかと自画自賛しています。
高槻の会場は今回初めてでしたが、特に問題はなかったと思います。ただ一点、冷房が冷たすぎるという声があったので、次回はその点に配慮したいと思います。

○二次会
二次会は、餃子の王将へ参加者全員で行きました。
どういうわけか筆者が開始早々大量に注文してしまい、30分ぐらいで皆さんを満腹にさせるという悪手を指しました。参加者のペンギンさんから、「今後の課題ですね」とコメントを頂きました。次回はこういうことのないように致します。満腹になってはしまいましたが、安部公房の話は尽きず、みなさん安部公房好きだなあと再認識しました。岡田さんが「無名詩集」の現物を持ってきて、ビックリさせていました。皆さんの本棚事情を語り合ったり、楽しいひとときでした。

○次回
次回は、9月19日(月・祝)に高槻市民会館で開催します。課題本は、同じく『R62号の発明・鉛の卵』です。作品は、「パニック」「死んだ娘が歌った」「人肉食用反対陳情団と三人の紳士たち」の三作品を取り上げます。

○お礼
また、ツイッター、Facebookなどで広報しましたが、リツイートなどの協力していただいた皆様にこの場を借りて厚く感謝の意をお伝えします。また、いつも読書メーターに広報を掲載していただいている、まるさんには格別の感謝の意をお伝えします。

(文責:アレン)
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2016年07月30日

『R62号の発明・鉛の卵』第二回読書会のお知らせ

ご注意
1.会場は、高槻現代劇場とも呼ばれています。
2.ネット中継はプライバシーに配慮して刷りガラス状で配信しています。


第11回関西安部公房オフ会(略称KAP)の読書会の開催が決まりました。

日時:9月19日(月・祝) 午後1時ー5時
開場:12時50分
場所:「高槻現代劇場」内・高槻市立文化会館(市民会館)集会室403号
   アクセス 高槻市立文化会館の地図
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/bunka/theater/access/index.html
京阪電車からは「枚方市」駅から京阪バスで阪急高槻へ約20分です
読書会の課題本:『R62号の発明・鉛の卵』(新潮文庫)
今回は、その中から「パニック」「死んだ娘が歌った」「人肉食用反対陳情団と三人の紳士たち」の三作品を取り上げます

主宰人:hirokd267(岡田)・w1allen(岡)
司会・進行:岡田、岡
広報:岡田、岡

内容:(1)自己紹介
   (2)あらすじの確認
   (3)フリートーク(進行・岡)
(4)感想・次回予定
(5)発表されたい方も歓迎しますので、事前に仰って下さい

その他:途中参加も歓迎です。飲み物(酒類は不可)は各自で用意してください。軽食の持ち込みもできます。
ネット中継:遠方の方にも読書会の魅力を伝えたいので、Ustreamにてネット中継します。URLは、
http://www.ustream.tv/channel/9p4MS4HaSRf
また、当日はニックネームで呼び合いますので、各自ニックネームを考えておいて下さい。

二次会:懇親を深めるため、二次会で和気あいあいと飲み、語りあいたいと思います。学生さんにも気軽に参加していただけるように設定します。二次会のみの参加も歓迎です。
会場:餃子の王将 阪急高槻店(予定)
費用:約2000円を予定。(コース料理ではなく、自由に注文する形式です)。お酒を飲まない人は、値引きします。
注意:喫煙不可

なお一次会の費用は 会場費分の割り勘です。
大体、300円−500円の予定です。

申し込み:ここでも申し込みできますが、できればでツイッターで@hirokd267宛にツイートまたはRT(リツイート)で「参加申し込み」と書いてください。
または、下記のメールアドレスに申し込みメールを送って下さい。(メールアドレスは画像です)
mail-w4allen-gmail.png

では、皆さまのご参加を心からお待ちしています。
不明の点がありましたら、遠慮なくお尋ね下さい。
posted by w1allen at 19:24| Comment(0) | KAP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月21日

『R62号の発明・鉛の卵』読書会のお知らせ

ご注意
1.今回は、いつもと会場が異なっています。また、会場は、高槻現代劇場とも呼ばれています。
2.ネット中継はプライバシーに配慮して刷りガラス状で配信しています。


第10回関西安部公房オフ会(略称KAP)の読書会の開催が決まりました。

日時:7月18日(月・祝) 午後1時ー5時
開場:12時50分
場所:「高槻現代劇場」内・高槻市立文化会館(市民会館)集会室301号
   アクセス 高槻市立文化会館の地図
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/bunka/theater/access/index.html
京阪電車からは「枚方市」駅から京阪バスで阪急高槻へ約20分です
読書会の課題本:『R62号の発明・鉛の卵』(新潮文庫)
今回は、その中から表題の「R62号の発明」と「鉛の卵」のほか「棒」を取り上げる予定です

主宰人:hirokd267(岡田)・w1allen(岡)
司会・進行:岡田、岡
広報:岡

内容:(1)自己紹介
   (2)あらすじの確認
   (3)フリートーク(進行・岡)
(4)感想・次回予定
(5)発表されたい方も歓迎しますので、事前に仰って下さい

その他:途中参加も歓迎です。飲み物(酒類は不可)は各自で用意してください。軽食の持ち込みもできます。
ネット中継:遠方の方にも読書会の魅力を伝えたいので、Ustreamにてネット中継します。URLは、
http://www.ustream.tv/channel/9p4MS4HaSRf
また、当日はニックネームで呼び合いますので、各自ニックネームを考えておいて下さい。

二次会:懇親を深めるため、二次会で和気あいあいと飲み、語りあいたいと思います。学生さんにも気軽に参加していただけるように設定します。二次会のみの参加も歓迎です。
会場:餃子の王将 阪急高槻店(予定)
費用:約2000円を予定。(コース料理ではなく、自由に注文する形式です)。お酒を飲まない人は、値引きします。
注意:喫煙不可

なお一次会の費用は 会場費分の割り勘です。
大体、300円−500円の予定です。

申し込み:ここでも申し込みできますが、できればでツイッターで@hirokd267宛にツイートまたはRT(リツイート)で「参加申し込み」と書いてください。
または、下記のメールアドレスに申し込みメールを送って下さい。(メールアドレスは画像です)
mail-w4allen-gmail.png

では、皆さまのご参加を心からお待ちしています。
不明の点がありましたら、遠慮なくお尋ね下さい。
posted by w1allen at 19:25| Comment(0) | KAP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『第四間氷期』読書会報告

2016年3月21日(月・祝)京都市にて、KAP読書会による『第四間氷期』読書会を開催しました。
うれしいことに、参加者は10名と過去最大の参加人数となりました。Ustreamでの中継もしました。ただ、撮影ボタンを押し忘れ、冒頭20分ほど撮影出来ていません。中継を楽しみにされていた方、申し訳ありません。なお、プライバシーに配慮して、刷りガラスのような映像となっております。
今回は、Ustreamに書き込みがありませんでしたが、今後の読書会ではできるだけ拾い上げようと思っていますので、次回以降ネット参加もご検討ください。勿論リアル参加していただければ尚嬉しいです。
中継のURLは、http://www.ustream.tv/channel/9p4MS4HaSRfです。次回も変わりません。
今回の映像は、Youtubeにて公開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=8cR0c-E7gkw
https://www.youtube.com/user/w1allen/videos?shelf_id=0&view=0&sort=dd

○予言機械とプライバシーの問題に関連して、犯罪予防として活用するくだりがありましたが、それを彷彿とさせる小説として、『ユートロニカのこちら側』(小川哲著、ハヤカワ)を挙げられている方がおられました。こちらは、プライバシーを提供することにより犯罪予防ができるというユートピアを舞台とした作品のようです。
また会社員のプライバシーに踏み入れる場面で、ためらう勝見と意に介しない頼木の構図があります。しかし、それも程度の差の問題と捉える意見があり、いろんな角度から読める小説であること実感できました。

○「今読むと、SFのガジェットが拙すぎる」という意見もあり、それに対して、当時の科学的知見や社会状況を踏まえよく書かれているという意見もありました。そして、文体や内容、テーマ性には読ませるものがあることでは一致しました。そこから、古典SFの評価をめぐり白熱した議論もなされました。本作を起点として、古今東西のSF作品が挙げられ、どれが後世に残るSFなのかが論じられました。
筆者は、ある方が仰った「懐かしい未来」(1950-60年に予想した未来を振り返る嗜好)という少し逆説めいた用語が面白く感じました。

○この作品のテーマである「現在と未来の断絶」については、安部公房の意図を受けて「現在から未来を直線的に予測は出来ない」ということではだいたい一致したようです。私たちがそれをどのように受け入れ、対処できるかはさらに問われているのですが。

○「胎児の値段7,000円」は、今の値段にするといくらか?という質問がでました。
それに対し、昭和30年当時の大卒の初任給が7,000円
1960年に中卒での初任給6,000円(松下や阪急)
公務員 大卒上級職 9,200-10,200円
今のお金で少なくとも10-14万円以上の値段でなかろうかという話になりました。いずれにせよ、かなりの高額といえます。

○妊娠三週間以内という設定は、ちょっと早すぎないか?実際には、気付かずに過ごすこともあるのでは?という話題にもなりました。
あまり大きいと残酷になるのを恐れたのか?などの意見も出ました。

○「登場人物が冷徹な性格の持ち主、理性のタガが外れている。この小説は、そういう登場人物ばかりで、実験的なところがある。」という意見がありました。それに対して、勝見博士の弱さや彼の人間的な側面を指摘する声があったり、情緒的な表現もあることを指摘された方もいました。

○勝見を糾弾する場面は、自己批判を強要する日共的や「細胞」的なやり方を彷彿とさせるものが有った。そこの場面に、日本共産党を除名された安部公房の反発も有ったのでは?という意見もありました。

○いろんな二面性が浮かび上がり、本当に一言では言い合わせない魅力をもった作品を語れた読書会になったと思います。

〇なお出席者によりその後もこのブログの掲示板『貝殻草と贋魚』で意見の交換が続けられています。
http://8010.teacup.com/w1allen/bbs
皆様のご参加をお待ちしております。

○今回、私アレンから安部公房全集二巻、hirokd267さんから『安部公房を語る』(安部公房の従姉妹渡辺三子さんが編集された『郷土誌あさひかわ』から安部公房特集をまとめたもの)をそれぞれ、1,000円でお譲りすると申し出たところ、どちらも買って頂ける方がおられました。この代金は読書会の運営費に当てられます。
また二次会でも楽しく安部公房談義ができました。また、お酒を飲まない方は、割引させてもらいます。今回は500円引きにしました。
一次会に出られた10名全員が2次会の王将に来てくださり、二次会も非常に楽しく盛り上がりました。老若男女がみな安部公房をサカナに盛り上がることができました。みなさん、ありがとうございます。

○次回は、7月18日(月・祝)の予定です。課題本は、投票の結果決まった『R62号の発明・鉛の卵』です。2ヶ月前に予約が取れるので、その際にツイッター・ブログなどで告知します。奮ってご参加ください。
また、リツイートなどで拡散に協力するなど広報に協力していただいた皆様にこの場を借りて厚く感謝の意をお伝えします。
posted by w1allen at 12:11| Comment(0) | KAP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月20日

KAP読書会の紹介

ここでは、私w1allenとhirokd267氏が主宰するKAP読書会をご紹介します。
どんな読書会であるかが伝われば幸いです。

[KAPの紹介]
2012年から、年に2-3回の割合で開催されてきた関西の安部公房読書会です。
参加するに際して、特に安部公房や文学についての専門的な知識は不要です。
(無くても楽しめるようなものを目指しています)
狭い箱から脱出して、まだ見ぬ友達を探しに来ませんか?
(他者への通路の機能を本読書会が果たせれば本望です)
読書は独りでするものですが、読書会で交流を深めるのも意義深いと思います。
思わぬ他の読み方に出会い、いつもより深く考えて読めることでしょう。
安部公房に関心のある方、安部公房が好きな人ならどなたでも参加OKです。
唯一の参加の条件は、「作品を読んでくること」です。

[過去の課題図書]
第1回『砂の女』、第二回『他人の顔』、第三回『燃えつきた地図』、第四回『箱男』、第五回『密会』、第六回『壁』、第七・八回『水中都市・デンドロカカリヤ』、第九回『第四間氷期』、第十回『R62号の発明・鉛の卵』
(いずれも新潮文庫)
読書会後、参加者の皆さんで話し合って次回の課題図書を決めます。

[主宰者紹介]
w1allen(京都市在住、どこにでもいる安部公房好き)
hirokd267(吹田市在住、安部公房のエッセイも大好き)
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2016年04月23日

境界線上に立つアートーデュシャンの「泉」を観て

私には、アートの師(哲学の師でもある)がいて、「アートとは何であるか?」「何がアートであるか?」の話をされるときに、必ずデュシャンの「泉」の話を持ちだされる。
そういうことがあって、京都近代美術館に「泉」が展示されていると聞き、観に行ってきた。要するにただの小便器なのである。それ以上でもそれ以下でもない。マット社の既成品の便器に「R・マット」と署名しただけなのである(手抜きじゃん!)。デュシャンが最初それを出品しようとした時は、断られたそうだ。しかし、その後評価され、当たり前のように美術館に置かれるようになったという。
私は、「泉」はアートの拡張であり、試金石だったのだと思う。その過程では、異端扱いや非難も受けるのだろう。アート空間の境界線に位置し、アートかアートでないか非常に際どい線上にある作品だと思う。具体的に展示を拒絶された理由を考えても、既成品(レディメイド)で、しかも汚物の処理器という二つのことで充分そうだ。
では、なぜ現在展示され、私たちは観ているのだろう?
「単純に、キワモノを観たいから」ではないと思う。「小便ー泉」という対極にあるものを連想させる「作品」が、実は「日常にある工業製品」の中にあったということが、私の理解だ。
「工業製品が、既にアート作品の資格を持っている」というパラダイムシフトを起こした記念碑的作品であるからこそ、美術館に設置される資格があるのだと思う。であるならば、レディメイドの芸術とは、工業製品=アート作品を日常の中から取り出し、アート空間の中に再配置することではないかと思うのだ。

【お知らせ】
オーダーメイド:それぞれの展覧会 | 京都国立近代美術館は、5/22(日)まで開催されています。デュシャンの他の作品もあります。作品の展示方法もなかなか面白かったですよ。
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2016年04月16日

spoken words project 2016-17 A/W exhibition 「砂の女」in KYOTO

spoken words project 2016-17 A/W exhibition 「砂の女」in KYOTOを駆け込みで見ることに成功しました。小説の女のイメージを裏切る、ポップな衣装にメッシュを組み合わせたものでした。衣服自体もメッシュの天幕で覆われていました。砂掻きのバケツがワッペンとして貼られるなど、小説へのオマージュやパロディが随所に見られ、帰り道に思わぬ収穫ができました。
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2016年03月27日

笛井事務所『愛の眼鏡は色ガラス』

4月13日〜15日 座・高円寺2にて『愛の眼鏡は色ガラス』が上演されます。
私は所用のため行けないのですが、笛井事務所代表の奥村さんによると地方公演も検討しているとのこと。是非実現して欲しいですね。
劇作家ととしての安部公房は、なかなか手が回らなかったのですが、良質な上演があるので、テキストを読んでおきたいと思います。
posted by w1allen at 16:05| Comment(0) | 安部公房を観る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする